2017年3月1日水曜日

2017年2月26日湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会

 今シーズンのクロカンは年前の11月にスタートし、湧別までに417キロを滑った。パパ、膝の故障のため練習は一人でというのが今年の特殊事情。なんかとか頑張った。
 長距離乗っておけば自信につながるかと思いきや、いつも以上に緊張。スタート前、肩の力が抜けずに四苦八苦する。
 カウントダウンも号砲もなく、旗が振られるのを合図に静かにスタートというのが、朝7時半の北大雪スキー場にふさわしいと思う。
 スタート直後案の定焦って転倒する人がいたが、落ち着いて回避。7時間近く、85キロも走るのだから、色々と無駄に使ってはいけないのだ。体力も、気力も。
 気温は7:30北大雪で-17度、昼ころ遠軽で-4度。時々晴れ間があるものの概ね曇り。風があり、向かい風だったり、追い風になって後押ししてくれたり。そんな気象条件と、85キロ(Runtasticでの計測だと81キロ)の道のりで1100メートルを下り、体感的にはほぼ平坦という地理的条件と自分の身体的条件をずっと考えながらの6時間26分35秒だった。
 40台最後の大会で今までで一番の記録だったのは、ワクシング、遠軽での板の取替(前半のワックスはブルー、遠軽からはレッド)、適時のアドバイス、とパパのサポートのおかげが大きい。(で、なければ年相応に記録は下降していったものと思われる)
 昨年と何ヶ所かコースが変わったうち、丸瀬布・瀬戸瀬間は開通前の高速道路を使用。起伏や風が心配だったものの、4%、8%と下りが2箇所くらいあり、多少の足休め、補給ができた。風も横風または追い風基調。高所からの眺めは気分爽快だった。
 53キロの私設給食所を越え少し行った雑木林で、枝にとまっているオジロワシを発見!枝の下を人間が大勢通っていくのを気にする風もない、堂々とした姿に惚れ惚れした。
 給食所に行くたびにパパが待ち構えていて補給やアドバイスを受ける。いつも気持ちが萎える遠軽から先、特に上湧別給食所からの13キロ(Runtasticでは9キロ)もワックスの効いている板と声援のお陰で頑張れた。色々サービスを受けた中で極めつけは、ポイント39中土場川でのコーラの補給。飲んだ瞬間から目が爛々、パワー全開。ラスト4キロは猛ダッシュでゴール。効くんだなあ。
 完走できるのは当たり前のことではない。
 体調が崩れたり、ストックが折れたり、猛吹雪になったりと考えられるハプニングはいくらでもある。ゴール後に読んだ大会のパンフレットには昨年夏の台風で、大会開催自体が危ぶまれたとも書いてあった。
 ましてや「また来年も参加したい」と心地よく終えられたのは稀な事、幸せな事。
 多くの恵みに感謝。
 春、もうちょっと待ってー。もう少しスキーさせてー。

 
 

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