2014年2月14日金曜日

幸せ。

発信器除去終了。「さあ、地球の平和のために働けよ」と、持ち場に返されました。
が、まだあちこちがガタピシいっていて、身体も心もへなちょこです。
振り返れば、自分の健康のためだけに寝起きした一ヶ月だったのに、一日として人から支えの得られなかった日はありませんでした。
感謝、感謝です。
多分、健康で過ごしている日々であっても、多くの人の支えを、毎日与えられて過ごしているでしょうに「働いた」「役に立つことをした」「頑張った」という自負が、センサーの感度を下げていたんでしょうね。
リハビリに、と家の周りを30分かけて歩き、外の空気、生き物の気配を堪能。
日常に戻りつつある事を喜び、またこの「一ヶ月」を経た自分と、経る前の自分とを見比べつつ過ごしています。
正直、術後一週間の絶対安静は、思い出すのも嫌です。「経験を糧に」などとは簡単には言えません。
手術前「自分もかつて入院、手術を経験した」と見舞ってくれた人が「薄紙を剥ぐように良くなるから」という言葉をかけてくれました。
手術後、毎日新手の痛みが現れましたが、その度に、この言葉を祈るように唱えて、一日、一日を過ごしました。
そして、退院の日、これから手術を受ける同室の方に、実感を込めてこの言葉を贈りました。
こんな事くらいなら、あるかもしれません。